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紙の三角形
菊池由美子さん

宝探しみたいなプロジェクト真っ只中。
データで拓くビジネスの未来を目指して。

菊池由美子さん

人材紹介会社のDX実現プロジェクト

保険会社附属のシステム会社でSEとして活動。
システム統合プロジェクトなど大規模プロジェクトに参画。
SEからプロジェクトマネジャーとなり、20年勤めた会社を退職し、
人材紹介会社のDX実現プロジェクトに参画。

菊池さんのコメント動画はこちら↓

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慣れ親しんだ環境を離れ、新たな領域でPMスキルを磨きたい

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就職氷河期真っ只中、保険会社附属のシステム会社でSEとして社会人生活をスタートした菊池さん。
ちょうど保険会社の統合・合併のラッシュを迎えていた時期で、システム統合などの幾多の大きなプロジェクトに関わってきました。
最前線のエンジニアから、プロジェクトを回すほうへ…キャリアを重ね次第に立ち位置が変わっていくにつれ、仕事のおもしろみを感じるようになったと言います。

5年がかりの損保のシステム統合プロジェクトを総仕上げとして、約20年勤めた前職を退職。
今年2月から、人材紹介会社のDX実現プロジェクトにジョインしました。

40代半ば、業界を変えての転職…
その決断の大きな理由は、「長年在籍して築き上げたポジションを離れ、別の業界でプロジェクトマネジメントスキルを磨きたいから」。
未知の領域、未知のメンバーの中で、プロジェクトマネジメントは果たして通用するのかー-「半分は好奇心です」と笑顔を覗かせます。
プロジェクトマネジメントの醍醐味に、菊池さんはすっかり魅了されてしまったのです。

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実践を裏打ちしたPMPの学びを活かし、コミュニケーションを大切にするPMへ

前職時代、人材育成担当者に勧められたことをきっかけにPMPを取得しました。
「プロジェクトマネジメントは、実践から入りました。メソッドに沿って体系的に学ぶことで、まるで答え合わせをしているような感覚になりました。」

例えば、プロジェクト中に発生するコンフリクト。
特に合併等に伴うプロジェクトでは、大きなコンフリクトが頻発し、菊池さんはそのたびに「何とか乗り越えている…」という思いで過ごしていました。
しかしPMPを学ぶと、「プロジェクト立ち上げ期にはコンフリクトはつきものであり、収束後はうまく軌道に乗る」ことが示されています。
「先に学んでいれば、渦中でももっとつらさを感じることはなかったかもしれませんし、メンバーにも『もう少しで乗り越えられるよ』など伝えられたかもしれません。」

余裕のないときには、ステークホルダーに対し説明や接し方が雑になってしまっていたこともあるかもしれない…と菊池さんは振り返ります。
しかし、そんな菊池さんを見守り支えてきてくれた周囲の方々に恵まれてきました。
大学時代にコミュニケーション学科でインプットしてきた学びや、実践の蓄積を裏打ちしたPMPの学びを糧に、目指すPM像を次のように語ります。
「コミュニケーションを丁寧に、自分の価値観を押し付けない、信頼を得られるPMでありたいです。」

多くのことがシステム化されていた前職に比べると、人の感性に委ねられるところも多い現職のフィールド。
裏を返せば、そこにはIT化されていないことが多くあるということ。
何もないところからデータを集約し、つなげて、分析するーー新しい職場では、これまでにない貴重な経験ができていると言います。
「どんなことが起こるのか?」と期待に胸を躍らせながら、ビジネス領域でのデータの可能性を信じ、今日も宝探しのような気分で仕事に臨む菊池さんです。

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次世代に社会に貢献しながら、うきうきわくわくして人生を過ごしたい

次世代に社会に貢献しながら、うきうきわくわくして人生を過ごしたい

前職時代は目の回るような忙しさに、身近な存在とゆっくり向き合う余裕もありませんでしたが、今は少し違います。
最近の趣味は、地元のグルメ開拓。
今まで景色として通り過ぎていた場所に、おいしいラーメン屋さんなどを再発見する日々です。
そして、思春期を迎えた息子さんとの時間を大切に思い、独り立ちまでの伴走をしていこうと思いを新たにしています。

仕事以外の課外活動も大切にしています。
そのひとつが、PMI女性コミュニティでの取り組み。
PM中、女性の割合はわずか1割といいますが、菊池さんは、ポテンシャルのある女性はもっと潜んでいると考えています。
「自分の身の置きどころを見失いがちな女性たちに、PMという役割だってあるよということを伝えていきたいです。」

また、隙間時間を活用し、シングルマザーなどのPC相談に乗るなどのサポートも行っています。
自分自身が無理せずできることの積み重ねで「ありがとう」を言われることにやりがいを感じながら、この取り組みから新たに活躍する女性が誕生することを願います。

「人生、うきうきわくわくして過ごしていきたいです!」
これまで培ったものを次世代や社会に還元しながらも、新たなフィールドで更なる挑戦中の菊池さん、
人生の宝探しは続きます。

ライター:みねせりか グラフィックレコーディング:岸智子 インタビュアー:小川原陽子

​〒103-0008

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